社用車の私的利用は横領になるのか？私的利用させない対策とは？

更新日：5月5日

社用車の私的利用をしてしまう従業員が車内にいる場合、横領になるのでしょうか？

今回の記事では、社用車の私的利用と横領の関係について、詳しく解説していきます。

記事を最後まで読んで頂くことで、

記事内では社用車を私的利用されないための対策もまとめているので、そちらも参考にしてみてください。

【社用車の私的利用は法律的には問題ない】

結論から申し上げると、社用車の私的利用は法律的には問題ありません。

社用車の私的利用を、直接的に禁止する法律は定められていないのです。

ただし社用車の私的利用をされることで、問題が発生することがあるので注意点を次項でまとめてみました。

社用車を私的利用されてしまうことの注意点は、以下の通りです。

それぞれの注意点を見ていきましょう。

社用車を私的利用すると「業務上横領罪」になることもあります。

例えば、会社のETCカードを社用車で私的利用した際は、ETCカードの不正利用になるので、刑法253条の業務上横領罪が適用されます。

ETCカードなどの不正利用は、使用者を罪に問えるのです。

社用車を私的利用されると、事故を起こされた時に会社側に責任が追及される恐れがあります。

事故の対処が不適切だった場合は、会社の信用問題にもなるので社用車は私的利用させない方がいいでしょう。

社用車を私的利用されないようにする為には、いくつかの方法が考えられます。

2点ほど見てみましょう。

社用車を私的利用や横領されない為には、予約管理システムを導入するのがおすすめです。

予約管理システムを導入し、事前に予約を入れなければ乗れない仕組みにしていれば、私的利用される可能性はグッと下がるでしょう。

社用車を私的利用や横領されないようにする為には、社内で社用車使用の際の規約を作るのも必須です。

社内規定で社用車の使用方法を決めていれば、不正をした従業員に相応の処分を下すこともできるでしょう。

様々な手を尽くして社用車を私的利用されない方法を取り入れても、社用車を私的利用しようとする悪質な従業員は少なからずいるでしょう。

そんな時には、カイマ探偵社の様に企業調査を専門に行っている探偵社に相談するのがおすすめです。

今回は社用車の私的利用をすると、横領になるのか？ということを詳しく解説してきました。

厳密に言うと社用車の私的利用は横領にはなりませんが、企業に大きなリスクがあります。

自社に不安がある場合は探偵社に相談し、まずは実態解明に動いてみてはいかがでしょうか。